京都大学 ナノハウス
京都大学の宇治キャンパスの木造実験室
京大生存圏研究所生物機能材料分野
この木造実験室「ナノハウス」は、構造材、羽柄材、合板など100%国産材を使用ています。また、実験室のためフレキシブルな用途に対応を可能するために、内部の壁が不要なラーメン構法を採用しています。
100%国産材のラーメン工法で実験室
京都大学生存圏研究所の小松幸平教授の研究してきたラングスクリューボルト(LSB)とグランドワークスの開発してきた門型フレーム、HSS金物を組み合わせた新たなラーメンフレームを採用しました。この「ナノハウス」(2階建て47坪)では、里仁舎は設計・施工を担当しました。
高靭性のフレーム
躯体は、あらわしとし、床・天井には杉を使用しています。また、室内気候の変化を計測するため、壁面は、吸湿機能のある材を用いました。力を均等に柱に伝えるため、水平構面の性能が必要、かつ、あらわしとなり得るものを設計開発することを課題とし、建築されたこの「ナノハウス」は、、新たな可能性を示す建物になりました。
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