京都大学 ナノファクトリー2
京都大学の宇治キャンパスの木造研究室
左がナノファクトリー、右がナノファクトリー2
既存のナノファクトリーの隣に、新たにナノファクトリ―2が建設されました。
いずれも京都大学の宇治キャンパス内、京大生存圏研究所生物機能材料分野の木造研究室です。
耐力のある格子壁
外壁の一部と軒裏・破風板は、カラマツ板を縦張りで仕上げています。また、格子壁の外側はガラス、外壁の一部にはジョリパットを使用しています。※施工:田中工務店
研究室のため、内部は透けるが外側の視線はうまく遮る必要がありました。また、構造のバランスのために、壁が必要であったため格子壁を採用しました。
内壁には杉スリット材を使用
杉は、「大気中の有害ガスを吸収・吸着し、空気を浄化する機能があること」や「ヒノキなどより水分や養分を吸い上げる仮道管が多く、浄化力が強いこと」が最近の研究でわかってきました。 この杉の木口に垂直にスリットを入れる加工を施すことで、浄化力を何倍にも高めることができます。