京都大学 ナノファクトリー
京都大学の宇治キャンパスの木造研究室
京大生存圏研究所生物機能材料分野
京都大学ナノファクトリーは、京都大学の宇治キャンパス内に建てた京大生存圏研究所生物機能材料分野の木造研究室です。この中で、セルロースのナノファイバーがつくられます。
この研究室を率いるのは、京大生存圏研究所生物機能材料分野の矢野浩之教授です。矢野教授は、透明なセルロースシートを作ったことでも有名な第一人者です。
2012年3月、北山杉のエクステリア
ナノファクトリーが完成して約1年後、新たにエクステリアを施工しました。スロープ塀として北山丸太を使用しています。丸太の取り付けディテイルは複雑ですが、この北山杉の列柱はとても存在感があります。
※写真は、2012年7月撮影
2011年2月、上棟
雲ひとつない青空の中、ナノファクトリープロジェクトが始動しました。
ナノファクトリーは、片流れの平屋で、全て国産材を使用しています。使用した多くが京都材ですが、スギの登り梁の梁せい390mmは、時間的なこともあり宮崎の都城木材のものを使用しました。
外部は焼杉縦板貼りとカラマツ横板貼りでデザインをし、構造材には杉材を用いています。
京都大学の宇治キャンパスに来ていただければ、外部からの見学は可能です。キャンパス内のこのエリアには、その他にも木質ラーメン構造二棟・伝統工法実験住宅一棟が建っています。