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FAQ「家のこと」辞典  

耐震構造には、どのようなものがありますか?

耐震住宅には、建物の構造からみて「耐震構造」「免震構 造」「制震構造」の3つがあります。 耐震構造、免震構造、制震構造の違い

地震の揺れに対する耐え方は違いますが、どの構造でも建物には地震の力が伝わり、建物の重量や重心の位置によって揺れ方に 影響を受けます。

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耐震構造とは何ですか?

耐震構造とは、建物の構造を工夫し、建物自体を強くすること(柱や梁を太くしたり、壁を増やしたりすること)によって地震に耐えようとするものです。中小地震動に対しては強さで、大地震動においては粘りで抵抗しようというのが耐震構造の考え方です。

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免震構造とは何ですか?

免震構造とは、建物と地盤との縁を切り、地震による地面のゆれが建物の直接伝わることを免れようとするものです。 地震のエネルギーを遮断し、建物の揺れを小さくします。

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制震構造とは何ですか?

制震構造とは、住宅の場合、ダンパーなどを建物の中に配置して、自身による建物の揺れのエネルギーを吸収しようとするものです。比較的変形しやすい建物の中に使う事が多いです。

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耐震診断の評点とは何ですか?

構造の専門家の行う耐震診断は、建築防災協会の規定する一定の基準に基づいて行われ、診断書が作成されます。この診断書において、建物の耐震性能の判定を行ったのが評点「上部構造評点」と呼ばれるものです。
この0.4、0.7、1.0のような点数(評点)は、建築基準法で定められている最低限の強さを1.0としたときの、家の強さの比率を表しています。

耐震評点について

上部構造評点と判定は以下の通りです。

◎ 倒壊しない         評点 1.5以上
○ 一応倒壊しない      評点 1.0以上1.5未満
△ 倒壊する可能性がある  評点 0.7以上1.0未満
× 倒壊する可能性が高い  評点 0.7未満
 

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評点と地震との関係はどうなのですか?

基準である1.0よりも高いか低いかは、重要な判断基準です。では、評点が持つ建物の安全の度合いを、地震の大きさと被害の程度との関係はどうなのでしょうか?

評点の安全の度合いと地震の大きさの関係(確率表示された性能マトリクス) ※出典:井戸田秀樹,嶺岡慎悟,梅村恒,森保宏「在来軸組木造住宅における一般耐震診断の評点と損傷度の関係 : 耐震改修促進のための意思決定支援ツールに関する研究(その1)」

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※出典:木材と木造住宅Q&A 住木センター、最新データによる木材・木造住宅のQ&A